[モーニングブリーフィング]「サンタラリー」米株式市場上昇…鉄道の総スト見送り、列車は通常運行(KST 10:35)

◆ ニューヨーク株式市場『サンタラリー』スタート…ハイテク株が堅調

ニューヨーク株式市場の主要3指数はそろって上昇して取引を終えました。現地時間22日、ダウ工業株30種平均は前日比0.47%上昇の4万8362.68、S&P500指数も0.64%高の6878.49、ナスダック指数も0.52%上昇の2万3428.83を記録しました。特に目立った好材料や悪材料がない中、比較的閑散とした取引のなかで年末年始の連休を控え『サンタラリー』への期待が高まる様子でした。今年市場をけん引してきた人工知能（AI）や半導体テーマ株はしばらく調整していたため、これらのハイテク株を中心に安値買いが集中しました。

◆ 中国、'貿易摩擦'でEU産乳製品に最大42.7%の関税

中国はEU産豚肉への反ダンピング関税の適用を決めたのに続き、23日からEU産乳製品にも最大42.7%の暫定的な反補助金関税を課すことにしました。中国商務部は「EUから輸入した乳製品に対する助成金のために中国の関連乳製品産業が実質的な損害を受け、助成金と実質的な損害の間に因果関係があると判断した」と発表しました。EU側は不当な措置だとして中国に遺憾の意を表明しました。中国は昨年、EUが中国製電気自動車に高率の反補助金関税を課したことに対抗して欧州産の農畜産物などに報復関税を課し、貿易摩擦を引き起こしています。

◆ イラン、ミサイル試射…イスラエル「米国と協議」

ロイター通信は現地メディアを引用し、イランが現地時間22日に国内の複数都市でミサイル発射訓練を実施したと報じました。米メディアのアクシオスは関係者の話として「イスラエルの当局者が先週末、米政府に対し『イラン革命防衛隊のミサイル訓練はイスラエルに対する攻撃を準備している可能性がある』と警告した」と伝えました。これに関連し、ベンヤミン・ネタニヤフ首相はイランのこうした動きを認識しており、「ドナルド・トランプ米大統領とイランの核活動問題について協議する」と述べました。

◆ 鉄道労組の総スト『見送り』…列車は通常運行

「成果給の正常化」を要求してきた全国鉄道労組が本日（23日）午前9時から実施する予定だった総ストを見送ることにしました。これにより、すべての列車が通常運行されるとコレイルは発表しました。組合によれば、政府側と成果給支給基準の正常化で暫定合意に達したためこのように決定したということです。組合は当面総ストを見送り、本日開催予定の公共機関運営委員会の決定を見守る方針だと説明しました。

◆ 午後から全国で雨…一部地域で雪の可能性

火曜日の今日、全国は朝のうちは雲が多く、その後次第に曇り、午後には全国の大半で雨の予報です。予想降水量は首都圏と忠清圏、湖南、嶺南地域で5～20mm程度で、京畿北部や江原道内陸・山地では雨または雪となる見込みです。日中の気温は3～15度、微細粉じんの濃度は全国で「良」または「普通」と予報されています。

キム・ボング ハンギョン.com記者 kbk9@hankyung.com