トランプ氏、イラン貨物船への発砲示唆 4月20日の米・イラン協議は不透明
概要
- ドナルド・トランプ米大統領がホルムズ海峡近海でイラン貨物船に発砲し、海上封鎖を維持しながら圧力を強めていると明らかにした。
- 4月20日に予定される米・イランの2回目の協議では、イランの核プログラム維持の可否と核物質の搬出が最大の争点になる見通しだと伝えた。
- 一部では、トランプ大統領によるイラン船舶の拿捕と発砲がイラン軍部を刺激し、協議再開が頓挫して戦争再開の可能性が浮上していると伝えた。
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ドナルド・トランプ米大統領が、停戦終了を前にホルムズ海峡近海でイラン貨物船への発砲を示唆するなど、圧力を強めている。イランは米国による海上封鎖の解除なしには交渉しない立場を崩しておらず、4月20日に予定される協議が開かれるかは不透明だ。
トランプ大統領は4月19日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、ホルムズ海峡に近いオマーン湾で米国の海上封鎖を突破しようとしたイラン貨物船を阻止し、米側の管理下に置いたと明らかにした。「イラン貨物船の機関室に穴を開けた」とも投稿した。米海軍がイラン貨物船に発砲し、拿捕したことをうかがわせる発言だ。
トランプ大統領は、今回も合意に至らなければ「これ以上、善人のふりはしない」と表明したうえで、「われわれは非常に公正で合理的な提案をした。相手が受け入れることを望む」と語った。さらに、応じなければ「米国はイランのすべての発電所と橋を破壊する。あっという間に、たやすく崩れる」と警告した。
米国とイランは4月17日、イスラエルとレバノンの停戦発効と、イランによるホルムズ海峡開放の宣言をきっかけに、緊張緩和局面に入るかにみえた。だが、トランプ大統領が対イラン海上封鎖を維持し、イランがこれを停戦合意違反と位置づけたため、ホルムズ海峡は再び封鎖された。
こうしたなか、イスラマバードで開かれるとされる米・イランの2回目の協議に関心が集まっている。最大の争点は、イランの核プログラム維持の可否と核物質の搬出になる見通しだ。米国はイランの「核放棄」まで求める構えで、イランは交渉再開を材料に自国への海上封鎖の解除を迫っている。現時点で双方の隔たりは大きい。
トランプ大統領によるイラン船舶の拿捕と発砲がイラン軍部を一段と刺激し、協議再開が頓挫する可能性もある。米オンラインメディアのアクシオスは、複数のイラン当局者が、トランプ大統領の真意は戦争再開にある可能性を指摘していると報じた。
パク・スリム 韓経ドットコム記者 paksr365@hankyung.com

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