概要
- ドナルド・トランプ米大統領が、ホルムズ海峡近くでイラン貨物船に発砲・拿捕し、海上封鎖を通じた圧力を強めていると明らかにした。
- 米国とイランの2回目の協議では、イランの核開発計画の維持可否と核物質の搬出が最大の争点になる見通しだと伝えた。
- 米国がイランに核放棄を求め、イランは海上封鎖の解除を要求しており、立場の隔たりから交渉再開が流れる可能性があると報じた。
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ドナルド・トランプ米大統領が、停戦終了を前にホルムズ海峡近くでイラン貨物船への発砲に言及するなど、圧力を強めている。イランは米国による海上封鎖の解除がなければ協議しない構えで、4月20日に予定する交渉が開かれるかは不透明だ。
トランプ大統領は4月19日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、ホルムズ海峡近くのオマーン湾で米国の海上封鎖を突破しようとしたイラン貨物船を阻止し、米側の管理下に置いたと明らかにした。「イラン貨物船の機関室に穴を開けた」とも投稿した。米海軍がイラン貨物船に発砲し、拿捕したことを示唆した発言といえる。
トランプ大統領は、今回も合意に至らなければ「もうこれ以上、善人のふりはしない」と表明した。そのうえで「我々は非常に公正で合理的な提案をした。彼らが受け入れることを望む」と語った。受け入れなければ「米国はイランのすべての発電所と橋を破壊する。瞬時に、たやすく崩れるだろう」と警告した。
米国とイランは4月17日、イスラエルとレバノンの停戦発効とイランによるホルムズ海峡開放の宣言をきっかけに、緊張緩和局面に入るようにも見えた。だが、トランプ大統領が対イラン海上封鎖を維持し、イランがこれを停戦合意違反と位置づけたため、ホルムズ海峡は再び封鎖された。
こうしたなか、イスラマバードで開かれるとされる米国とイランの2回目の協議に関心が集まっている。最大の争点は、イランの核開発計画を維持するかどうかと核物質の搬出になる見通しだ。米国はイランの「核放棄」まで求めており、イランは交渉再開を材料に海上封鎖の解除を要求している。現時点では双方の隔たりが大きい。
トランプ大統領によるイラン船舶の拿捕と発砲がイラン軍部をさらに刺激し、協議再開が流れる可能性もある。米ニュースサイトのアクシオスは、複数のイラン当局者がトランプ大統領の真意は戦争再開にある可能性を指摘していると報じた。
パク・スリム 韓経ドットコム記者 paksr365@hankyung.com

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