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エックスアールピー(XRP)保有者の間でXRPレジャー(XRPL)インフラの変化への関心が高まっている。特に機関利用を念頭に置いた新たな貸付プロトコルが議論されており、長期保有戦略の再評価が行われている。

24日（現地時間）ニュースBTCの報道によれば、仮想資産市場アナリストのブラッド・キムス(Brad Kimes)はXで「XRPを絶対に売るな」と述べ、今後のXRPLレンディングプロトコル導入に注目すべきだと強調した。彼はDigital Perspectivesという名前で活動している。

キムスの発言はリップル(Ripple)所属のソフトウェアエンジニア、エド・ヘニス(Ed Hennis)が公開したXRPLレンディングプロトコルの提案に対する反応である。該当提案はXRPレジャープロトコルのレベルで、固定期間・固定金利・審査ベースの貸付をサポートする構造であり、スマートコントラクト層ではなく検証者の合意によって運用される点が特徴である。

ヘニスはこの構造が明確な契約条件と予測可能な金利、明示的な承認手続きを提供し、実際の機関投資家が要求する基準に合致すると説明した。それにより一部の市場参加者はXRPを売却するよりも担保として活用して貸付を受ける方法が現実的な選択肢になり得ると見ている。

XRPLレンディングプロトコルは既存のDeFi貸付と異なり、各貸付を単一資産ボルト(Single Asset Vault)に分離して格納する構造を採用した。これにより特定の貸付のリスクが他の貸付へ伝播する問題を防ぎ、市場変動局面で発生してきたDeFiプラットフォームの構造的脆弱性を緩和することに焦点を当てている。

また本プロトコルは過度な担保を要求する既存のオンチェーン貸付方式から離れ、機関審査を経た低担保または無担保の貸付モデルを併用する。ヘニスはマーケットメイカーが在庫確保や裁定取引のためにXRPやRLUSDを借り入れたり、決済サービス提供者が加盟店の即時清算のためにRLUSDを活用するなど実物金融に類似した活用例を示した。該当機能は2026年1月末の投票に付される予定で、最終採用の可否はXRPレジャーの検証者たちの判断に委ねられている。